New✨ 日本心理臨床学会国際交流委員企画オンライン・ワークショップのご案内(Jessica Benjamin先生)
NAPIの運営委員でもあり,日本心理臨床学会の国際交流委員の葛西真記子と池志保が企画者となって,今年の6月28日にJessica Benjamin 先生を招いてのワークショップを行います。指定討論にはNAPI会長の富樫公一が登壇いたします。日本心理臨床学会の会員向けのオンライン・ワークショップです。全国の学会員の皆さまと最先端の臨床理論と実践を共に学び合えることを楽しみにしています。初心者からベテランまで歓迎しています。ぜひお申し込みください。詳細はチラシをご覧ください。
ー 記 ー
一般社団法人 日本心理臨床学会 国際交流委員会企画オンライン・ワークショップ
歴史的暴力の再演と修復:関係性とジェンダーから見る傷つきの連鎖
Reenacting and Repairing Historical Violence: Gendered Dynamics of Injuring Relations and Cycles of Harm
今回の国際交流委員会企画ワークショップでは、歴史的暴力がどのように現在の人間関係に再演され、認識されない痛みが社会に沈殿していくのかを、精神分析と社会理論を横断して考察します。傷つきが見過ごされると、個人も集団も「やる側/やられる側Doer–Done to」という対立構造に閉じ込められ、暴力が再生産されるという重要な視点を共有します。また、ケアの不在や脆弱性の否認、痛みの不可視化といったジェンダー化された問題にも目を向け、ジェンダー不平等やジェンダー暴力の理解にどうつながるかを検討します。さらに、加害・被害の二項対立を超え、互いの現実を認め合う「第三の位置」をいかに創り出すかを議論し、対話・教育・司法の実践に活かすための視点を深めます。現代の臨床実践に深い示唆を与える内容です。
講師として、米国New Yorkの精神分析家であるJessica Benjamin先生を迎えることができました。Jessica Benjamin 先生は、フェミニズムと精神分析を結びつけ、ジェンダー化された権力やケアの不均衡が人間関係と社会に与える影響を解き明かしてきた理論家です。「相互承認」や「第三の位置」の概念を通じ、ジェンダー不平等や暴力の修復を新たな視点から提示しています。ワークショップは、4時間の設定で、まず、字幕付きの講義を視聴し、ディスカッションを行います。その後、本学会会員による事例発表があり、全体で検討を行います。
日時と方法:
2026年6月28日(日)9:00~13:00
Zoomを使用したWeb会議を利用し、ライブで開催します。当日は、1時間の日本語字幕付き動画視聴後に、講師を交えたライブでの1時間のディスカッション(逐次通訳)を行い、その後、事例発表と講師を交えた検討を行います(2時間)。
※ワークショップの様子は録画し、終了後、参加者には7月末までは動画を視聴できるようにします。質問等された場合は、そのまま使用される可能性がございますので、録画を了承される方のみご参加ください。また、記録として学会誌に掲載することを検討していますので、併せてご了承ください。
※ワークショップ当日に参加されず、録画された動画だけを視聴した場合、参加証は発行されませんのでご留意ください。
参加資格:日本心理臨床学会会員
参加者定員:500名
参加費:5,000円
講師:Jessica Benjamin
(個人開業/New York Institute for the Humanities at New York University)
指定討論者:富樫 公一(甲南大学文学部)
司会者:辻河 昌登(帝塚山学院大学大学院/国際交流委員会委員長)
池 志保(福岡県立大学大学院/国際交流委員)
通訳:葛西 真記子(鳴門教育大学大学院/国際交流委員)
椙山 彩子(立命館大学学生サポートルーム)
事例提供:舘野 由美子(国家公務員共済組合連合会虎の門病院)
言語:講師は英語話者であるため、字幕及び逐次通訳を行います。
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